会議や取材、講義など、音声情報を記録し整理するニーズはあらゆるシーンで存在します。そんな中、注目を集めているのがAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE(プラウド ノート)」です。録音から文字起こし、さらには要約までを自動化してくれるこのデバイス。今回は実際の使用感や機能性について詳しくレビューします。
名刺サイズでiPhoneに装着可能なスマート設計
PLAUD NOTEの最大の特長は、そのコンパクトさ。厚さわずか2.99mm、重さも非常に軽量で、まさに「名刺サイズ」と言えるほどの小ささです。付属のMagSafe対応ケースを使えば、iPhoneの背面にマグネットで装着可能。持ち歩きやすく、必要なときにサッと使える手軽さが魅力です。
録音はワンタッチで開始でき、アプリの立ち上げなど煩雑な操作は一切不要。録音→文字起こし→要約という一連の流れをボタンひとつで完結できる点は、スマホアプリにはない大きな利便性です。
録音精度&文字起こし性能も優秀
録音性能は高く、ノイズキャンセル機能のおかげで音声はクリア。離れた場所にいる話者の声も問題なく拾います。また、録音したデータはアプリを通してスマホへ転送可能で、ChatGPTを用いた文字起こしが可能です。その精度も想像以上に高く、多少の誤認識(固有名詞の誤変換など)はあるものの、実用上はほとんど気にならないレベル。議事録作成や取材の文字起こしなどにも十分対応できます。
要約・マインドマップ機能が便利すぎる
PLAUD NOTEがただの録音・文字起こし機器で終わらない理由は、その要約機能にあります。録音内容をテーマ・要点・ハイライトといった形式で複数の視点から要約してくれるため、利用者の目的に応じて情報の整理がしやすくなっています。
さらに、内容を自動でマインドマップ化する機能も搭載。会話の流れやトピックの関連性を視覚的に把握できるため、会議内容の共有や振り返りにも非常に役立ちます。出力形式はJPEGやMarkdownにも対応しており、エンジニアやビジネス用途にも応用可能です。
アプリとの連携で快適なデータ管理
スマホアプリとの連携もスムーズ。録音データは本体に保存されるため、アプリを介してスマホへ転送する手間はありますが、1時間程度の録音でも転送速度は気にならない程度。PC版アプリも登場し、さらに利便性が高まりました。
また、出力データはテキストやマインドマップなど多形式に対応しており、他のデバイスと連携しながら資料作成や共有ができます。個人利用はもちろん、部署やチーム単位での活用にも最適です。
プランとコスパについて
PLAUD NOTE本体には、月300分の文字起こし&要約機能が無料で付属。これで十分という人も多いでしょうが、より多くの音声を扱いたい人向けには、月1200分まで対応の「プロプラン」(年額12,000円)も用意されています。「Ask AI」機能など追加機能もあり、業務効率化には申し分ない内容です。
録音データは暗号化され、AI(OpenAI)の学習には使用されない設計になっており、セキュリティ面の配慮も万全です。
あらゆるシーンで活躍できる一台
PLAUD NOTEは、会議やインタビュー、授業、プレゼンの振り返りなど、ビジネス・教育・日常すべての場面で活用できる汎用性の高さが魅力です。新製品「PLAUD NotePin」の登場で、さらに携帯性が強化され、まさに“いつでもどこでも録音”が可能に。
手間をかけずに音声を記録・整理したい人にとって、PLAUD NOTEはまさに“次世代のメモツール”。気になる方は、ぜひ一度手に取ってその便利さを実感してみてください。