自宅で映画鑑賞やスポーツ観戦、ゲームプレイを楽しむうえで、近年注目を集めているホームプロジェクター。数多くのモデルがある中で、4K対応かつ明るさ2,200ANSIルーメンという高性能を備えたXGIMIの「HORIZON Pro」は、映像美と利便性を兼ね備えたハイエンドモデルとして特に注目されています。
圧倒的な映像性能と明るさ
HORIZON Proの最大の魅力は、4K(3840×2160ピクセル)という高解像度と最大2,200ANSIルーメンの明るさを両立している点です。一般的に明るい部屋でのプロジェクター使用は難しいと言われますが、このモデルなら夕方以降の薄暗い室内だけでなく、日中にカーテン越しの自然光が入る環境でも鮮明で鮮やかな映像を楽しめます。
またDLP方式の採用により、映像の輪郭がくっきりしており、液晶テレビにも引けを取らない画質を実現。最大300インチまで対応する大画面投影も魅力で、3メートル程度の距離からでも130インチを超える迫力ある映像空間を作り出せます。
優れた音響性能
映像に加えて、音質にも妥協がありません。老舗オーディオブランド「Harman Kardon」製のスピーカーを8W×2基搭載し、合計16Wの高出力で豊かなサウンドを提供。Dolby AudioやDTS Studio Soundに対応しているため、音の立体感や空間の広がりが感じられ、15畳程度の部屋なら中程度の音量でも迫力十分です。
さらに、Bluetooth接続に対応しているため、ワイヤレスイヤホンや外部スピーカーとの連携も可能。静かな環境でも快適に使えます。
スムーズな操作性と自動補正機能
HORIZON Proは、起動の速さも驚きのポイント。電源ボタンを押してからわずか5秒足らずで映像が投影され、忙しい日常でもストレスなく使えます。初回起動は若干時間がかかるものの、それ以降は毎回高速で立ち上がります。
また、オートフォーカス機能と垂直・水平の両方向に対応した自動台形補正機能を搭載。画面の歪みを自動で調整し、常に最適な映像比率で鑑賞可能です。手動での高精度補正もできるため、設置場所や角度を変えても柔軟に対応できます。
豊富なインターフェースとAndroid TV搭載
OSには使い勝手の良いAndroid TV 10.0を採用し、Google PlayストアからYouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなど多彩なアプリを自由にインストールできます。純正ストアの採用で、Netflix非対応などのトラブルもありません。
さらに、HDMI端子を2つ搭載し、PS4・PS5やNintendo Switchなどのゲーム機も簡単に接続可能。低遅延モードもあるため、ゲームプレイ時のラグも気になりません。
有線LANポートも備え、安定したインターネット接続を実現。無線環境に左右されずストレスフリーに使えます。
コンパクトでスタイリッシュなデザイン
本体サイズは約208.4×218.4×136.2mm、重量約2.9kgと4K対応モデルとしてはコンパクトかつ軽量で持ち運びも苦になりません。インテリアに溶け込む洗練されたデザインとパンチングメッシュの上質感が魅力です。
背面にはUSB-AやHDMI、LAN、イヤホンジャックがまとまっており、使い勝手も良好。底面には三脚穴も付いているため、天井吊りや三脚設置も可能です。
気になる点と価格
唯一のデメリットとしては、付属のACアダプターが大きめで場所を取る点と、初回起動にやや時間がかかることが挙げられます。ただし、普段使いには大きな支障とはならないでしょう。
価格は約20万円前後(記事執筆時点)で、4K対応の高性能ホームプロジェクターとしては比較的手頃な部類です。これだけのスペックと機能性を考えれば、コストパフォーマンスは十分高いと言えます。
まとめ
XGIMI HORIZON Proは、4K映像の美しさと明るさ、充実した音響性能、操作の快適さ、幅広いアプリ対応といった点で、現状のホームプロジェクターの中でもトップクラスの完成度を誇ります。
「大画面で鮮明な映像を楽しみたい」「快適な操作環境がほしい」「音質にもこだわりたい」という方に自信を持っておすすめできる一台です。高性能なホームプロジェクターを検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。