Ankerの完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Life P3」は、約8,000円という価格ながら、ノイズキャンセリング(ANC)、ワイヤレス充電、アプリ連携まで備えた“全部入りモデル”。発売から2年以上が経っても、「コスパでこれを超えるモデルがない」と言われるほどの人気製品です。
スペック&デザイン
Bluetooth 5.2、最大再生時間35時間(ANCオン時で30時間)、IPX5の生活防水、ワイヤレス充電対応と、スペック面は2〜3万円台の中級機と肩を並べる充実ぶり。ドライバーは9mmのダイナミック型で、SBC/AACコーデックに対応しています。
本体は光沢感ある「うどん型」で、ケースはマット仕上げの丸みを帯びたデザイン。カラーは全5色展開で、性別問わず使いやすい印象。付属のイヤーピースは5サイズと豊富で、耳にしっかりフィットしやすいのも好ポイントです。
音質とノイキャン性能
音質はドンシャリ傾向で、パワフルな低音とクリアな高音が印象的。ロックやポップス、EDMとの相性が特に良く、同価格帯の中でも頭ひとつ抜けた完成度。解像感や音の分離感も高く、動画視聴やゲーム用途にも十分対応できます。
そして最大の特徴が、価格帯トップレベルと評されるノイズキャンセリング性能。空調音や街中の雑音、人の話し声まで効果的にカットし、没入感のあるリスニング体験を提供します。一方で外音取り込みは少しこもった印象があり、会話目的にはやや物足りなさも。
操作性とアプリ連携
操作はタッチパネル式で、感度も良好。誤動作が少なく快適に使えます。再生/停止や曲送り、ANC切り替えなど一通りの操作が可能で、Ankerの専用アプリ「Soundcore」からはボタン割り当ても自由にカスタマイズ可能。
アプリでは操作設定のほか、8バンドEQによる音質調整、ゲーミングモード、睡眠モード(ヒーリングサウンド機能)、イヤホンの位置を探す機能なども利用できます。1万円以下のモデルでここまで多機能なイヤホンは非常に珍しいです。
総評:この価格でこれだけ揃うのは異常レベル
唯一気になったのは、外音取り込みの自然さですが、それを差し引いても、音質・ANC・機能性すべてが高水準。まさに「価格破壊イヤホン」と呼ぶにふさわしい完成度です。
「1万円以下で全部入りのワイヤレスイヤホンがほしい」「高音質なサブ機を探している」そんな人には迷わずおすすめできる一台です。