黄金の輝き、鼻をくすぐるこうばしい香り。ひと口頬ばれば、パリッとした皮目の食感に続き、ふんわりとほどけるような身の旨みが広がる。名古屋名物“ひつまぶし”の真髄を、東京・銀座で堪能できるのが【鰻 ひつまぶし備長 三越銀座店】です。
この店の鰻は、関東では少ない「地焼き」で仕上げるのが最大の特長。蒸しの工程を省き、炭火の強火・遠火でじっくりと焼き上げることで、鰻本来の香りと旨み、そして皮の香ばしさを極限まで引き出します。使用するのは、名古屋の豊かな醸造文化を象徴するたまり醤油とみりん。うなぎに繰り返し塗り重ねることで、独特の艶と深い味わいが完成します。
地焼きが最も美味しくなる「ちょうどいい」うなぎだけを厳選
美味しさの鍵を握るのは、うなぎそのものの品質。備長では国内外問わず、その日の状態に応じて最も地焼きに適した個体を選び抜きます。身の弾力、脂の乗り、厚みなど、すべてが絶妙な「ちょうどよさ」を備えたうなぎのみを使用。だからこそ、表面はパリッと香ばしく、中はふっくらジューシーに仕上がるのです。
焼き上げを担当するのは、熟練の職人たち。火加減、焼き時間、たれの塗りのタイミングまで一瞬のズレも許されない緊張感の中で、最高の状態に焼き上げます。その職人技の粋を味わえるのが、「上うなぎ ひつまぶし」。そのまま、薬味を添えて、そして出汁をかけてお茶漬けに──三度の楽しみ方で、鰻の奥深い世界を余すところなく堪能できます。
米、器、空間……細部に宿るもてなしの心
備長では、ご飯にも一切の妥協がありません。使用するのは、人と環境にやさしい農法で育てられた新米のみ。羽釜でふっくらと炊き上げたご飯は、艶やかで甘みがあり、香ばしい鰻との相性は抜群です。
器にもこだわりが光ります。輪島塗や有田焼など、見た目にも美しい和の器が料理を引き立てます。さらに店内には、富山の伝統工芸である組子細工をあしらい、江戸切子のランプが上品にきらめきます。落ち着いた雰囲気の中で、大人の食事をゆったりと楽しむことができます。
伝統を繋ぎ、次世代へ。職人の想いとともに
料理長の中川代智氏は、高校卒業後に料亭で修行を重ね、うなぎの世界に飛び込んだ職人。個体ごとの違いを見極め、それぞれに最適な焼き方を施す技術を磨いてきました。「おいしいの一言のために、最大限の努力を惜しまない」。その信念のもと、今日も一尾一尾に心を込めて焼き上げています。
銀座で出合える、極上の名古屋名物
名古屋に5店舗を構える備長が、東京では銀座三越に2店舗目を展開。アクセスも良好で、東京メトロ銀座線・銀座駅から徒歩1分。買い物や観劇の合間に、本格的なひつまぶしを気軽に楽しめます。
定番の「ひつまぶし」のほか、鰻の旨みをダイレクトに楽しめる『上白焼(七切)』、ふわふわの卵で包んだ『う巻き』など、逸品料理も充実。どれも職人の技と心意気が詰まった味わいです。
鰻 ひつまぶし備長 三越銀座店
住所:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越11階
アクセス:銀座駅A6・A7出口 徒歩1分
電話番号:03-6263-2157
営業時間:
ランチ 11:00~15:30(L.O.14:45)
ディナー 17:00~21:00(L.O.20:00)定休日:三越銀座に準ずる
座席数:32席
全面禁煙/ベビーカー可/駐車場あり
銀座で味わう、名古屋の粋と技。香ばしく、ふくよかで、三度おいしい“ひつまぶし”。今こそ、うなぎの新しい常識を体感してみてください。