長時間のパソコン作業で肩こりや手首の痛みに悩んでいませんか?
それ、もしかしたらキーボードが原因かもしれません。
今回ご紹介する「Mistel MD600 Alpha BT Rhino」は、Aliceレイアウトと60%サイズの分割デザインを組み合わせたユニークなキーボード。
1ヶ月間、実際に使ってみた感想をもとに、その魅力と注意点をレビューします。
Aliceレイアウト+分割設計とは?
Mistel MD600 Alpha BT Rhinoの最大の特徴は、左右に傾斜したAlice配列と、完全に分割された左右のキーボードです。
Alice配列とは、ホームポジションから指を自然な角度で伸ばせるようにキーが扇状に配置されたデザイン。分割によって、肩幅に合わせてキーボードを置けるため、腕を内側に絞る必要がなくなり、姿勢がとても楽になります。
実際に使ってみると、首や肩への負担が減り、長時間の作業でも疲れにくくなったのを実感しました。
60%レイアウトでも困らない?
Mistel MD600 Alpha BT Rhinoは、テンキーやFキー、矢印キーを省いた60%サイズです。
「矢印キーがないのは不便では?」と思うかもしれませんが、Fnキーとの組み合わせで矢印やFキーを簡単に入力可能。むしろ省スペースで効率的な配置だと感じました。
また、USB・Bluetoothどちらにも対応し、複数デバイスの切り替えもスムーズ。デスク環境や用途に合わせて柔軟に使えます。
分割キーボードだからできる便利な使い方
左右が完全に独立しているため、中央にiPad miniやメモ帳、トラックパッドを置くといった自由なレイアウトが可能です。
私は中央にiPad miniを置いてスケジュール確認をしながら作業していますが、視線移動が最小限で済むのでとても効率的。分割キーボードならではのメリットです。
HHKBからの乗り換えもスムーズ?
HHKBユーザーとしては最初、MX軸に少し違和感がありましたが、キーキャップやスイッチがホットスワップ可能なので、自分好みにカスタマイズできるのも魅力。
私は「Kailh BOX Silent Pink」に交換して使っています。静音性と打鍵感のバランスが良く、満足度が一気に上がりました。
気になった点(デメリット)
完璧なキーボードに見えますが、いくつか注意点もあります。
重さ:約970g(両手)+ケーブルで1kg超とやや重く、気軽に持ち運べるサイズではありません。
電源ボタンが押しづらい位置にあるため、頻繁にON/OFFする人にはストレスかも。
分割キーボード初心者は、設置や持ち方に慣れるまで数日かかる可能性があります。
とはいえ、どれも慣れれば問題なく使えました。
どんな人におすすめ?
Mistel MD600 Alpha BT Rhinoは以下のような人におすすめです:
長時間キーボードを使う仕事・趣味を持つ人
肩こり・手首の痛みに悩んでいる人
自作キーボードや分割キーボードに興味がある人
省スペースで快適なデスク環境を求めている人
まとめ:見た目以上に実用的な相棒
見た目はクセが強いかもしれませんが、実際に使うと「なぜもっと早く使わなかったんだ」と思える快適さでした。姿勢が整い、肩や首の負担が減るだけで、作業効率がぐっと上がります。
気になっていた方は、ぜひ一度試してみてください。キーボードを変えるだけで、作業がこんなにも快適になるのかと驚くはずです。