鳥取県を代表する観光地「鳥取砂丘」は、東京ドーム約820個分という広大な面積を誇る日本最大級の砂丘。その起伏に富んだ砂の大地は“奇跡の造形美”とも称され、訪れる人々を圧倒します。風によって生まれる「風紋」や「砂簾」「砂柱」といった模様は、天候や時間によって変化し、何度訪れても違った表情が楽しめます。
さらに冬には、あたり一面が雪に覆われ幻想的な銀世界に。春はハマヒルガオ、秋は砂丘らっきょうの花など、四季折々の自然の魅力にもあふれています。
鳥取砂丘へのアクセスと便利情報
鳥取砂丘へは、鳥取空港から車で約10分、鳥取ICからは約20分とアクセス良好。JR鳥取駅からは路線バスで約20分、土日祝日は観光に便利な「ループ麒麟獅子バス」も利用可能です(約25分)。
※注意:鳥取県の路線バスはICカードが使えないため、乗車前に現金を用意しましょう。1,000円札と硬貨のみ対応の両替機が車内にあります。周辺にATMやコンビニは少ないため、少し多めに持っておくと安心です。
まずは「砂丘センター見晴らしの丘」へ!
初めて訪れるなら、鳥取砂丘を一望できる「砂丘センター(展望台)」がスタート地点にぴったり。お土産ショップやレストランも充実しており、砂丘観光の拠点としても便利です。
センター隣の駐車場は無料で利用でき、展望台からはリフト(片道約5分/大人300円・往復400円)で砂丘へ楽に移動できます。歩いて行くことも可能ですが、ワクワク感のあるリフトもおすすめ!
散策に必要な服装・持ち物は?
砂の大地を歩くなら、スニーカーなど歩きやすい靴が基本。ただし、砂が靴の中に入るため、夏場なら裸足やサンダルもおすすめです(※砂の温度は60℃近くになる日もあるので要注意!)。
服装は動きやすいカジュアルなスタイルで。日中は日差しが強いので帽子や日焼け止め、水分補給も忘れずに。ビジターセンターには足洗い場やタオルの自販機、**無料貸し出しサンダル(数量限定)**も用意されています。
まず目指すは「馬の背」!所要時間は?
砂丘の入口を上ると広がるのは、どこまでも続く砂の大地。その先にそびえる小高い丘「馬の背(標高約47m)」は砂丘の象徴です。急斜面を上った頂上からは、日本海と砂丘のパノラマが広がり感動的な光景が待っています。
入口から馬の背までは片道400mほど。ゆっくり散策・休憩を含めて約1時間あれば充分に楽しめます。
アクティビティで遊び尽くそう!
砂丘では、パラグライダー、ファットバイク、サンドボードなど、多彩なアクティビティも体験可能!砂の上を駆け抜ける爽快感は、ここでしか味わえません。
また、時間がない方でも砂丘入口付近でラクダとの記念撮影が可能。2025年は週末・祝日を中心に写真撮影のみ実施中です(天候や動物の体調により変動あり)。
鳥取砂丘ビジターセンターで学ぶ・整える
散策の前にぜひ立ち寄りたいのが「鳥取砂丘ビジターセンター」。砂丘の成り立ちや風景の変化、動植物の生態などを分かりやすく学べる施設です。地図や最新情報をチェックして、砂丘をより深く楽しみましょう。
鳥取砂丘とあわせて行きたい!「砂の美術館」
鳥取砂丘のすぐ隣にある「砂の美術館」は、砂と水だけで作られた“砂像”を専門に展示する世界初の美術館。2025年の第16期展示は「日本編」がテーマ。富士山や京都の街並み、神話や歴史をモチーフにした壮大な砂像が並びます。
入館料:大人800円/小中高生400円/未就学児無料
所要時間:約30〜40分(砂丘とあわせて約90分がおすすめ)
屋内施設なので、天候を気にせず楽しめるのも嬉しいポイントです。
季節・時間帯で変わる絶景を楽しもう
春は砂丘に咲く花、夏は海に沈む夕日、秋はらっきょうの花、冬は雪に覆われた幻想的な風景。早朝には誰も歩いていない砂丘に「風紋」が美しく描かれ、訪れる時間によっても違う姿を見せてくれます。
24時間見学できる鳥取砂丘。旅の予定に合わせて、ベストなタイミングで訪れてみてはいかがでしょうか?