青森駅から少し歩いた橋本の一角に、地元で愛される人気居酒屋がある。その名は【鮮魚・創作ダイニング ほいど家】。津軽弁で「欲張り」を意味する“ほいど”を冠したこの店名が示す通り、訪れる人に提供されるのは、旬の鮮魚、青森ならではの野菜やにんにく、そして豊富な地酒を心ゆくまで楽しめる“欲張りなひととき”。料理良し、お酒良し、接客良しの三拍子が揃い、地元客はもちろん観光客にも人気の一軒だ。
「ほいど」の心意気が詰まった鮮魚の盛り合わせ
まず味わってほしいのが、店の看板メニュー『鮮魚五種の盛り合わせ』。その名の通り五種類をうたっていながら、実際にはさらに多くの旬魚が盛られることも多いという太っ腹な一皿だ。市場通いに加え、釣り好きの店主・小坂将起氏が自ら釣り上げた魚が並ぶことも。生の本マグロ、活貝、近海産の白身魚など、鮮度抜群の魚介を贅沢に盛り込み、“ほいど”の精神を体現している。
青森ならではの創作料理がズラリ
鮮魚だけではないのが【ほいど家】の魅力。青森県産にんにくをふんだんに使用した『国産黒豚餃子』は、肉汁たっぷりで一度食べたら忘れられない旨さ。鉄板で豪快に焼き上げられることで、香ばしい皮とジューシーな餡のコントラストが楽しめる。また、手羽先をチューリップ状に整え、サクッと揚げて自家製甘ダレに漬け込んだ『鶏からチューリップ』も人気。最近ではあまり見かけなくなった調理法をあえて取り入れ、懐かしさと新しさを同時に味わわせてくれる。さらに、国産牛サーロインステーキなどボリューム満点の肉料理も揃い、魚派も肉派も満足できるラインナップだ。
地酒ファン垂涎の“レア銘柄”が集結
料理に合わせて楽しみたいのは、やはり青森の地酒。県内でもなかなかお目にかかれないような貴重な銘柄が揃うのが【ほいど家】の大きな強みだ。華やかな香りのものから、しっかりとした旨みが特徴のものまで、料理とのペアリングを存分に堪能できる。旬の鮮魚とともに地酒を味わえば、青森の夜がより一層豊かに感じられるだろう。
シーンに合わせて選べる多彩な空間
店内は、気軽に立ち寄れるカウンター席から、グループ向けのテーブル席、さらに接待や宴会にぴったりの個室や大広間まで幅広く用意されている。最大60名まで収容可能で、2時間飲み放題付きコースも4000円からとコストパフォーマンスも抜群。仕事帰りの一杯から、友人との集まり、会社の宴会、さらには観光客の食事処としても頼りになる存在だ。
店主の人柄が光る「エンターテインメント空間」
【ほいど家】を語るうえで外せないのが、店主・小坂将起氏の存在だ。青森市出身の小坂氏は、一度は飲食業から離れたものの「お客さんをもてなすのが好き」という想いを胸に再びこの世界へ戻り、2018年春に【ほいど家】を創業。ファーストフード店や居酒屋チェーンでの経験を活かし、料理だけでなく接客や空間づくりにも心を砕いている。時には自ら釣った魚を提供するなど、遊び心とサービス精神にあふれたスタイルで、まさに“エンターテインメント空間”をつくり上げている。
青森で「欲張りな夜」を楽しむなら
青森の旬魚、地元食材を使った創作料理、そして貴重な地酒。これらを心地よい空間でリーズナブルに楽しめる【鮮魚・創作ダイニング ほいど家】は、まさに“ほいど”な居酒屋だ。観光で青森を訪れる人にとってはご当地グルメを一度に満喫できるスポットであり、地元の人にとっては気軽に立ち寄れる「とっておきの一軒」。青森の夜を思い切り楽しみたいなら、ぜひ訪れてみてほしい。
👉 平均予算:ディナー4000円
👉 アクセス:JR青森駅から徒歩20分
👉 席数:最大60名収容、個室・座敷あり