神戸・三宮から徒歩10分、異国情緒漂う北野坂にひっそりと佇む【北野はなさ㐂(きたのはなさき)】。上質な黒毛和牛の熟成肉や、明石の天然鮮魚、契約農家直送の野菜など、旬の食材を贅沢に取り入れた料理が評判のダイニングバーです。店主・花﨑雄一氏が自ら産地に足を運び、生産者と対話を重ねながら仕入れる食材は、どれも物語を宿した逸品。洗練された空間と料理が、日常を特別なひとときへと変えてくれます。

炭火で40分。熟成肉が主役の一皿

この店の真骨頂は、やはり「黒毛和牛の熟成肉」。老舗精肉店から仕入れる経産牛などを厳選し、部位ごとの旨みを最大限に引き出すために炭火で40〜50分かけてじっくりと焼き上げます。余分な脂を落としつつ、噛むほどに凝縮した旨みが広がる熟成肉は、ワインとの相性も抜群。手間を惜しまず仕上げられるその味は、記念日や大切な接待の席を一層華やかに彩ります。

明石の海から直送。旬魚が光る一皿

もうひとつの魅力が「本日の鮮魚」。明石漁港で水揚げされた天然魚を中心に、その日の食材をカルパッチョや造り、サラダなど、多彩なスタイルで提供します。素材の持ち味を活かす花﨑氏のアレンジは、シンプルながら奥深い。肉料理との組み合わせも絶妙で、コース全体にリズムを与えてくれます。

ブランド豚を使った贅沢なカツレツ

「大井のもち豚」や「天草ポーク」といったブランド豚も登場。香ばしい衣に包まれたジューシーな肉の旨みは、一度味わえば忘れられない美味しさです。カジュアルな一皿でありながら、ワインや日本酒とのマリアージュを楽しめる大人の料理。肩肘張らずとも“ちょっと贅沢”を堪能できるのが、北野はなさ㐂の魅力です。

カウンターで臨場感、個室で静謐なひととき

店内には、料理人の手さばきを間近に感じられるカウンター席と、落ち着いた時間を過ごせる個室を完備。ひとりでふらりと立ち寄り、グラスを片手に熟成肉を味わうのも良し。大切な人と個室で、記念日ディナーを楽しむのもおすすめです。20席ほどのこぢんまりとした空間だからこそ、細やかな心配りと居心地の良さが際立ちます。

店主・花﨑雄一氏の食材哲学

兵庫県生まれの花﨑氏は、18歳から飲食の道へ。ダイニングバーを中心に多彩なジャンルを経験し、現在は店主兼料理人として独自のスタイルを確立しました。食材をただ「美味しいもの」として扱うのではなく、その背景にある生産者の思いやストーリーごと伝えることを大切にしています。だからこそ、この店の料理は一皿ごとに奥行きがあり、食べ手に余韻を残すのです。

さまざまなシーンに寄り添う一軒

平均予算は約9,000円。少し背伸びをすれば手が届く価格帯で、特別な日にも、日常のご褒美にも利用できます。ランチ営業(11:00〜15:00)もあり、夜は深夜0時までオープン。仕事帰りに立ち寄って一杯、という使い方も可能です。日曜定休ですが、平日・土曜は遅くまで営業しているのも嬉しいポイント。

神戸で“食の贅沢”を体感するなら

JR三ノ宮駅から徒歩10分。異国情緒あふれる北野坂エリアに位置する【北野はなさ㐂】は、神戸らしい洗練された時間を過ごせる一軒です。熟成肉と旬魚、ブランド豚に旬野菜。四季折々の食材とともに、心豊かなひとときを約束してくれます。ビジネスからプライベートまで幅広く使えるダイニングバーで、大人の神戸を堪能してみてはいかがでしょうか。