寿司の街・小樽。その中心「寿司屋通り」に店を構える【おたる政寿司 本店】は、創業80余年の歴史を誇る名店です。代々受け継がれる技と目利きで、北海道の四季折々の海の幸を握りに込め、全国から訪れる食通たちを魅了してきました。
創業80年余、伝統を受け継ぐ老舗の矜持
小樽は古くから北の港町として栄え、新鮮な魚介が集まる寿司の名所。その中でも政寿司は1934年創業以来、「素材の良さを最大限に引き出す」ことを信条に、三代にわたり暖簾を守り続けてきました。木の温もりに包まれた落ち着きのある店内で、板前との会話を楽しみながら握りをいただく時間は、まさに小樽ならではの贅沢です。
名物は世界最高峰と称される大西洋産まぐろ
同店の代名詞といえるのが、年間を通じて安定して提供される「まぐろ」。旬を迎える11月に、カナダ沖で水揚げされる300キロを超える本まぐろのみを厳選仕入れ。そのとろけるような脂の甘みと濃厚な旨みは、一度口にすれば忘れられない味わいです。
北海道の旬を凝縮した『匠 -TAKUMI-』
観光客にも人気なのが、握り12貫を揃えた『匠 -TAKUMI-』。大とろ、大ぼたんえび、ほたて、海水うに、こぼれいくらなど、北海道を代表する食材を余すことなく堪能できます。見た目の華やかさ、食材の豪快さはまさに蝦夷前寿司の真骨頂。記念日や特別な食事にもぴったりです。
職人技が光る「おまかせコース」
その日のおすすめを職人の勘と技で握る「三代目おまかせコース」も、訪れる人を魅了する理由のひとつ。握りはもちろん、焼き物やつまみも織り交ぜ、食べ手の好みに合わせて組み立ててくれます。お客様との会話を大切にした丁寧なもてなしが、政寿司らしい温かさを感じさせます。
三代目・中村圭助氏が継ぐ伝統と革新
三代目として店を率いる中村圭助氏は、東京の寿司店で修業後、政寿司全店の仕入れを担当し、ネット通販や宅配など新たな事業展開も牽引。技術面でも数々のコンクールで受賞歴を持つ実力派です。伝統の蝦夷前寿司に新たな風を吹き込みつつ、政寿司の未来を築いています。
大切な時間を過ごすための空間
店内はカウンター席に加え、掘りごたつ式の個室や大広間も完備。接待や宴会、家族での会食など、多様なシーンに対応可能です。観光客はもちろん、地元の常連客にも長年愛されている理由がそこにあります。
小樽で「本物の寿司」を体験するなら
JR小樽駅から徒歩10分。観光地からもほど近い【おたる政寿司 本店】は、小樽に来たら一度は訪れたい名店です。小樽の港町の歴史を背負った老舗で、旬の海の幸を味わいながら、職人との会話を楽しむ――そんな時間はきっと旅の思い出をより鮮やかにしてくれるでしょう。
小樽の寿司文化を支え続けてきた【おたる政寿司 本店】で、北海道が誇る海の幸の真髄を堪能してみてはいかがでしょうか。