2000年代を代表するクロエ(Chloé)のアイコンバッグ「パディントン(Paddington)」が、約20年の時を経て2025年秋冬コレクションに登場する。発売は2025年9月を予定しており、クロエブティックや公式オンラインでの展開に加え、伊勢丹新宿店・銀座三越では先行カラーが手に入る特別なポップアップも開催される。


一世を風靡した“パドロックバッグ”が帰ってきた

2005年に誕生した「パディントン」は、大ぶりなパドロックをシグネチャーとしたデザインで一躍ファッションシーンを席巻。豊富なカラーバリエーションとサイズ展開で、多くのセレブリティやファッショニスタの定番バッグとして愛された。クロエを代表するアイコンでありながら長らく生産が終了していたが、ついに現代的なアップデートを加えて復活する。


軽やかさと実用性を兼ね備えた進化版

復刻版「パディントン」は、当時の柔らかくゆったりとしたフォルムや乗馬ディテールを受け継ぎつつ、使いやすさを追求。象徴的なパドロックをはじめとするハードウェアは軽量化され、ジップやハンドルの仕様も改良された。さらに、洗いをかけたしなやかなレザーを採用することで、ヴィンテージライクな風合いを纏いながらもモダンにアップデートされている。


2サイズ&豊富なカラーバリエーション

展開サイズは「スモール」と「ミディアム」の2種類。価格はスモールが326,700円、ミディアムが398,200円となる。カラーは定番のブラックやブラウンに加え、柔らかなクリームや赤みを帯びたブラウンなど、多彩なバリエーションが揃う予定だ。シックにもフェミニンにも合わせられるカラー展開は、デイリーユースにも特別な日の装いにもマッチする。


限定ストアでしか手に入らない先行カラー

復活を記念し、伊勢丹新宿店と銀座三越で期間限定ストアがオープン。ここでは特別な先行カラーが登場する。

  • 伊勢丹新宿店(9月10日~23日)
    ガーネット、クラフティブラウン

  • 銀座三越(9月17日~10月7日)
    ブラックネイビー、クラウディクリーム

ブランドの歴史を彩ったアイコンが、希少なカラーとともに手に入る貴重な機会となりそうだ。


“懐かしさ”と“新しさ”を携えたクロエの象徴

「パディントン」は、2000年代のモードを象徴するバッグであり、クロエのDNAを体現する存在。今回の復活は、当時を知るファンにとってはノスタルジックな喜びを、初めて触れる世代にとっては新しいクラシックとの出会いを意味する。

アイコンをリバイバルするだけでなく、日常に寄り添う軽やかさと洗練を加えた「新生パディントン」。2025年秋冬のバッグ選びにおいて、間違いなく注目すべき一品だ。