寒く乾燥する季節に欠かせない加湿器。毎年色々なタイプの加湿器を試してきましたが、2023年秋に購入した象印のスチーム式加湿器が非常に使い勝手がよく、「これだ!」と感じたので紹介します。
象印のスチーム式加湿器とは?
今回ご紹介するのは、象印が2023年9月に発売したスチーム式(加熱式)の加湿器。モデルは主に2種類を購入しました。
EE-RS35(2.2Lタンク・小型向け)
EE-DD50(4.0Lタンク・大型向け)
象印は日本の老舗メーカーで、ポットや炊飯器など熱を使った調理家電の信頼性が高いのが特徴。加湿器も同様に、安心の日本製かつ衛生面に配慮された設計です。
スチーム式の特徴とメリット
スチーム式加湿器は、水をヒーターで加熱し、蒸気(スチーム)として放出する方式です。超音波式や気化式と違い、加熱により雑菌やカビを殺菌できるため、衛生面で大きな安心感があります。
雑菌・カビの心配が少ない
加熱された蒸気なので、菌の混入リスクが低く、空気を清潔に保てます。お手入れが簡単
内部タンクはフッ素加工されており、口も広いので掃除がしやすいのが嬉しいポイント。さらに、定期的にクエン酸洗浄モードで洗浄できるので、カルキやミネラルの付着も簡単に落とせます。安全設計が充実
「チャイルドロック」や「ふた開閉ロック」、「転倒湯もれ防止構造」が付いていて、小さい子どもがいる家庭でも安心して使えます。
使い勝手とパフォーマンス
私が特に気に入ったのは、「ポットのように使える」シンプルさです。上部のフタを開けて直接水を注ぐだけなので、給水や残った水の処理がとても楽。
加湿力はモデルによって異なりますが、EE-RS35は木造6畳程度の部屋に最適。EE-DD50は広めの部屋向けで加湿力が強力です。大きな部屋を狭い加湿器で無理に加湿すると効率が悪いので、部屋の広さに合ったモデルを選ぶことが重要です。
私の経験では、大きいモデルを狭い部屋で使うと結露しやすくなるので注意しましょう。
また、使っていて唯一気になったのは、最初にお湯が沸くときの音が少し大きいこと。ただし、沸騰後は静かになり、日常使用では気になりません。
注意点とメンテナンス
残り水はこまめに捨てる
加湿器内部には少量の水が残りやすく、この水はカルキやミネラルが濃縮されているため、そのまま補給を続けると白い汚れや茶色い汚れの原因に。残り水は必ず捨てて、新しい水で給水することが推奨されています。定期的な洗浄が必須
フッ素加工で掃除は楽ですが、カルキ汚れは避けられないため、クエン酸洗浄やスポンジでこまめに掃除しましょう。
他の加湿器と比べて
気化式や超音波式は初期費用が安く消費電力も低い反面、フィルター交換や雑菌繁殖の心配があります。象印のスチーム式は電気代がやや高いですが、メンテナンスの手間や衛生面の安心感は代えがたいメリットです。
まとめ
象印のスチーム式加湿器は、
衛生的で安心できる日本メーカー製
シンプルで使いやすい構造
部屋の広さに合わせて選べるサイズ展開
チャイルドロックなど安全機能が充実
定期メンテナンスも楽で長く使える
という点が非常に優秀。価格は1万円台から2万円弱と決して安くはないものの、1年使ってみて特に不満がなく、「壊れない限り長く愛用したい」と思える加湿器でした。
これから加湿器の購入を検討している方や、衛生面にこだわりたい方にはぜひおすすめしたい商品です。
象印 ZOJIRUSHI スチーム式加湿器は、乾燥が気になる季節の強い味方。シンプルで安心の一台を探しているなら、ぜひチェックしてみてください。