古代エジプトの歴史と芸術を代表する偉大な王、ラムセス2世――通称ラムセス大王。彼の時代にまつわる至宝を集めた「ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」が、2025年3月8日から9月7日まで、東京都江東区のラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyoで開催されています。エジプト政府公認の本展は、アメリカやフランスなど世界各地を巡回し、累計200万人以上を動員した世界規模の大展覧会。日本では3000年以上前の古代エジプトの芸術品約180点が一堂に会し、歴史の深淵と豪華な文化に触れる貴重な機会となっています。
ラムセス大王――エジプト史上最も偉大なファラオ
ラムセス2世は古代エジプト第19王朝のファラオとして、エジプトが最も繁栄を極めた時代を治めました。長きにわたる統治期間の中で、敵国との和平協定を結び、アブシンベル神殿や多数の巨大建築物を築いたほか、100人以上の子をもうけ、神格化されるに至った偉大な人物です。その威厳と神秘は今なお色あせず、史上最強のファラオとして称えられています。
会場では、ラムセス大王の木製の棺や荘厳な王のマスク、貴重な宝石類、動物のミイラ、精巧なお守りなど、普段はエジプト国外で目にすることが難しい遺物が間近で鑑賞できます。特にラムセス大王の棺はレバノンスギで造られた美しい曲線を描く逸品で、その顔には王の強靭な意志と慈悲が宿っています。3000年以上前の作品とは思えない高い保存状態と美しさは、訪れる者に圧倒的な感動をもたらします。
最新テクノロジーによる体験型展示も充実
本展は単なる美術品の展示に留まりません。最新のVR技術やプロジェクションマッピングを駆使し、来場者が古代エジプトの世界に入り込むような没入型(イマーシブ)体験を提供しています。歴史や文化を視覚的・体感的に理解できる工夫が満載で、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる内容となっています。
世界的権威が監修する「一生に一度」の展覧会
本展の品質と価値の高さは、エジプト考古学の世界的権威ザヒ・ハワス博士がグローバル・キュレーターを務めることでも証明されています。ザヒ博士は数々の歴史的発見で知られ、エジプト考古学の顔とも言われる存在です。さらに、日本のエジプト考古学第一人者である吉村作治博士がジャパン・キュレーターを務めるなど、日本と世界を代表する研究者が本展を支えています。
このため、今回の「ラムセス大王展」は単なる展示会にとどまらず、古代エジプトの歴史と文化の真髄に迫る学びの場としても極めて価値が高いイベントと言えます。
開催情報・アクセス
会期:2025年3月8日(土)~9月7日(日)【会期中無休】
時間:平日10:00~18:00、土日祝・特定日9:00~19:00(最終入場は閉館60分前)
会場:ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo
東京都江東区新豊洲1丁目(市場前駅、新豊洲駅からアクセス良好)
入場料:公式サイトにてご確認ください。
お問い合わせ:展覧会公式サイト・電話にて
古代エジプトの壮大な歴史に触れる絶好の機会
「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」は、3000年以上の時を超え、古代エジプトの壮麗な文化と歴史を間近に感じられる貴重な展覧会です。歴史ファンはもちろん、美術や考古学に興味がある方、最新技術による体験型展示に興味がある方にもおすすめ。エジプト文明の神秘と王の威厳を五感で味わえるこの機会をぜひお見逃しなく。
古代の王の物語に浸りながら、ラムセス大王の偉大さを実感できる「ファラオたちの黄金」の世界へ足を運んでみてはいかがでしょうか。