東京・神田に、岐阜の名店の味を受け継ぐ**炭焼うなぎ専門店「鰻 炭焼 ひつまぶし 美濃金」**があります。そのルーツは、1987年に岐阜で創業した日本料理店。店主の「良質なうなぎを、もっと日常的に楽しんでほしい」という思いを出発点に、うなぎを極めた専門店として神田に暖簾を掲げました。


清流が育てた、旨みたっぷりのうなぎ

美濃金が扱ううなぎは、木曽三川の清流に育まれた上質な国産うなぎ。仕入れは季節ごとに変化する品質に応じて、独自ルートを通じて厳選されています。

一般的な店舗で使われる200g前後のサイズよりもひと回り大きく、身が厚く脂のりも抜群。その旨みを余すところなく引き出すのが、美濃金自慢の焼き技法「美濃 地焼き」です。


備長炭で仕上げる、“外カリ中ふわ”の焼き加減

「美濃 地焼き」は、高温の備長炭でじっくりと火を入れ、表面は香ばしく、中はふっくらと仕上げる焼き技。タレの入り方を左右する火加減は、職人が五感を駆使して見極めています。

焼きの途中で幾度となく潜らせる門外不出の秘伝ダレは、創業以来改良を重ねたもの。天然醸造の醤油に純米みりんを加えた深みある味わいが、炭火と脂の香ばしさと合わさり、唯一無二の“うなぎの旨味”を完成させます。


看板メニューは、極上のひつまぶしと月見肝入りうな丼

名物の『ひつまぶし』は、「並」から「究極」まで全5段階を展開。小鉢やだし巻き卵などが付き、本枯鰹節と熟成昆布から引いた出汁で味わう三変化が魅力です。

さらに注目したいのが、ディナー限定10食の『月見肝入りうな丼』(14,950円)。うなぎを贅沢に2尾使い、濃厚な奥美濃古地鶏の卵黄と鰻肝を添えた、まさにうなぎ愛好家垂涎の逸品。素材の旨みが一体となった濃密な味わいを堪能できます。


だし、山椒、お茶まで。五感で味わう“美濃”の粋

味の要となる出汁には、削りたての本枯鰹節と最高級の熟成昆布を使用。水まで厳選し、透き通るような旨みと香りを追求しています。

薬味の山椒は岐阜・飛騨産の旬の実を自家挽きした“美濃金謹製”。柑橘のような爽やかな香りに、心地よいしびれが広がり、うなぎの脂に清涼感を加えてくれます。

また、食中・食後に供されるお茶には、岐阜・白川茶の選び抜かれた品種を使用。山の霧が育む柔らかな旨味と清々しい香りが、食後の余韻を整えます。


美濃の文化を背負って、東京・神田で進化する

店内には、創業時から受け継がれる「うなぎ曼荼羅図」や、美濃国の古地図をモチーフにしたロゴが飾られています。店主・清水仁詞氏は、「家族や大切な人に出す気持ちで、真心込めて提供したい」と語り、岐阜の誇りを背負いながら東京の地でうなぎ文化を発信しています。

店舗は末広町駅から徒歩1分、秋葉原駅からも徒歩圏内という好立地。ランチ・ディナー共に営業し、ひつまぶしやうな丼のテイクアウトも可能。贈り物や特別な日の食事にもぴったりです。


店舗情報

  • 店名:鰻 炭焼 ひつまぶし 美濃金 神田本店

  • 住所:東京都千代田区外神田6丁目14-3 VORT末広町II 1階

  • アクセス
     - 東京メトロ銀座線「末広町」駅 4番出口 徒歩1分
     - JR「秋葉原駅」電気街口 徒歩7分

  • 営業時間:11:00〜15:00(L.O.14:30)/17:00〜21:00(L.O.20:30)

  • 定休日:年中無休(指定日除く)

  • TEL:03-6806-0328

  • 席数:46席(カウンター4席、テーブル42席)


まとめ

伝統と革新が共鳴するうなぎ専門店【美濃金】。素材、焼き、タレ、出汁、茶、薬味——そのすべてに妥協のない一杯は、食べた瞬間に“幸福”が広がります。東京・神田で、本物の“美濃の味”をぜひ一度ご賞味ください。