横浜・関内駅前に新たなランドマークとなる大型複合施設「ベースゲート(BASEGATE)横浜関内」が誕生する。開業は2026年3月19日(木)を予定しており、竣工は2025年12月26日(金)。横浜市の旧市庁舎街区を活用した再開発プロジェクトとして進められる注目の施設だ。

「ベースゲート横浜関内」は、JR関内駅直結の立地に加え、横浜スタジアムや横浜公園方面ともデッキでつながるアクセスの良さが特徴。みなとみらい地区からも近く、観光と日常が交差する場所に誕生する。延床面積約128,500㎡、地上33階建ての大規模複合開発で、ホテルや商業施設、オフィス、大学、体験型エンターテインメント施設まで幅広く揃う。

核となる施設のひとつが、星野リゾートが手がける都市観光ホテル「OMO7横浜」。村野藤吾設計の旧横浜市庁舎行政棟「ザ レガシー」を再利用し、歴史ある建築やアートを随所に取り入れた空間を提供する。館内ロビーには市民広間の大階段を復元的に移設し、辻晋堂によるタイルアート《海・波・船》をカフェの壁面に活用するなど、過去と現在が融合するデザインが広がる。宿泊予約は2025年10月22日(水)から開始予定だ。

飲食ゾーンにも注目したい。「スタジアムサイドテラス」と「ザ レガシー」にまたがる「スタジアム横バル街」には、ラーメン、焼鳥、海鮮、鉄板焼きをはじめ、イタリアン、フレンチ、アジア各国の料理まで多彩な34店舗が集結。カウンター席を基本としたオープンな設計で、昼飲みから夜のはしご酒まで幅広いシーンで利用できる。さらに、サルヴァトーレ・クオモ監修の新業態「ザ トラットリア サルヴァトーレ&カフェ」も登場し、本格イタリアンをカジュアルに楽しめる。

「タワー」棟には、最新テクノロジーを駆使した体験型施設「ワンダリア横浜」がオープン。森林や深海などテーマの異なる6つのゾーンをデジタル映像で表現し、没入感あふれる空間体験を提供する。併設のカフェやショップでは、体験後の余韻を楽しむことも可能だ。

さらに、DeNAが運営する常設型ライブビューイングアリーナ「ザ ライブ」も施設内に登場。大画面LEDと高音響設備を備え、スポーツ観戦や音楽イベントを飲食とともに楽しめる新拠点となる。

商業エリアには合計55店舗が入り、文化・食・体験を一度に味わえる都市型複合施設として、多くの来訪者に新たな横浜の魅力を届けることになりそうだ。

【詳細】
ベースゲート横浜関内
開業日:2026年3月19日(木)
竣工日:2025年12月26日(金) ※竣工式
所在地:神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか
敷地面積:約16,500㎡
延床面積:約128,500㎡
階数:地上33階