千葉県船橋市に位置する大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」は、北館の建替えを2段階で進めており、その第I期エリアが2025年10月31日(金)に待望のオープンを迎える。今回の開業に合わせ、隣接していた「ビビット南船橋」を施設に統合し、「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY ノースゲート」として新たにスタートする点も大きなトピックだ。
北館は2023年1月に一時閉館して以来、大規模な改装を進行。従来2階建てだった建物を3階建てへと拡張し、より多彩な店舗を収容できるスケールへ進化する。I期ではファッション、スポーツ、ライフスタイル雑貨、グルメなど合計96店舗が新たに登場する予定だ。特に注目されるのが、3階に設けられる千葉県最大級のフードゾーン。フードコートとレストランエリアを一体化させた空間で、幅広い世代が楽しめる食の拠点となる。
フードコートには「J.S. バーガーズ ジュニア」や「伊右衛門カフェ」、さらにはゴディバが手掛ける新業態「ゴディバ クレープ」など話題性の高い店舗が並ぶ。中華、カレー、ラーメン、パスタ、うどん、肉料理、スイーツまで20店舗が一堂に会し、九州・博多の人気ラーメン店「博多一双」の系列店も出店予定だ。さらに、キッズスペースやスポーツ観戦用プロジェクターも備え、ファミリー層にも過ごしやすい環境が整う。

今回の新設により、北館・西館・ノースゲートを合わせたフードコートの席数は合計2,500席となり、全国でも最多規模を誇ることになる。加えてレストランゾーンには、関東初出店2店、千葉県初出店8店を含む全18店舗がラインナップ。ミシュラン星獲得の点心専門店「ティム・ホー・ワン」や、牛たんで知られる「利久」の新業態、英国式ミルクティーが楽しめるカフェレストラン「ミス プリティーウーマン」など、ゆったりとした食事を楽しみたい層に応える充実の顔ぶれとなっている。
1階・2階にはファッションやライフスタイル関連のショップも集結。「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」「ポロ ラルフ ローレン」「ナイキ」「リーバイス」など国内外の人気ブランドに加え、「イセタン ミラー メイク&コスメティクス」や「JINS」といったコスメ・アイウェアのショップも勢揃いする。千葉県初登場となる「RHC ロンハーマン」は、アパレルからインテリア、コスメまで揃うコンセプトストアとしてオープンし、併設のカフェも話題を呼びそうだ。
施設中央を貫く全長約350mの「ハーバー通り」もリニューアルによって存在感を増し、II期では屋内型スタジアムコートが新設予定。買い物だけにとどまらず、スポーツやエンターテインメントを通じた新たな体験が提案される。なお、II期エリアは2025年10月13日(月)に一時閉館し、閉館セールが行われる予定だ。
さらに、2025年10月29日(水)には「ららぽーとTOKYO-BAY」と「ららアリーナ 東京ベイ」を結ぶブリッジが新設され、地域全体の回遊性が飛躍的に向上する見込み。I期エリアの開業後、施設全体の店舗数は約390に達し、三井不動産の商業施設の中でも最大級の規模を誇ることとなる。

施設概要
三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY
所在地:千葉県船橋市浜町2-1-1
開業時期:I期 2025年10月31日(金)
構造規模:地上3階建て、鉄骨造
店舗数:I期 94店舗(II期は未定)
駐車台数:約7,200台(全体)
延床面積:約166,400㎡(建替え後、全体)