リーバイス ビンテージ クロージング(Levi’s Vintage Clothing)から、ブランドを象徴するジーンズ「501」をベースにした新作「1901 “Japan” 501」が登場する。発売は2025年9月10日(水)。リーバイス原宿フラッグシップストアをはじめ全国主要店舗、さらに公式オンラインストアで展開される。
“日本語仕様”の特別モデル
「1901 “Japan” 501」は、現行の5ポケットジーンズのルーツとされる「1901 501」を忠実に再現した復刻版を、日本独自の仕様でアップデートした1本だ。最大の特徴は、レザーパッチ、リベット、ボタン、パッケージなどに刻まれた文字を、すべてカタカナ表記に置き換えている点。ジーンズの象徴的アイコンに、日本らしい遊び心を融合させたデザインは、ファンならずとも注目を集めるだろう。
また、このモデルに使われるデニム生地「シュリンク トゥ フィット(洗うほどに体に馴染む生地)」はすべて日本製。リーバイスと日本の深い縁を感じさせる仕様となっている。
1901年モデルを忠実に再現
オリジナルの「1901 501」は、現代のジーンズのスタンダードとなった5ポケットスタイルの原型とも言われる歴史的なモデル。「1901 “Japan” 501」では、その特徴的なディテールを余すところなく再現している。
たとえば、ウエスト部分のシンチバックは、当時のジーンズには欠かせないクラシカルな要素。ベルトループが一般化する前、着用者はこのシンチバックやサスペンダーボタンを使ってフィット感を調整していた。また、バックポケットは2つのみで、現在の「501」に受け継がれる弓形のアーキュエイトステッチが施されている。さらに、リーバイスの象徴とも言える「2頭の馬が1本のジーンズを引っ張り合う」デザインが描かれたレザーパッチも健在。これらのディテールが、単なるファッションアイテムを超えて、ジーンズの歴史を物語る存在感を放っている。
日本とリーバイスの関係
今回の“カタカナ仕様”は、単なるデザインの遊びではなく、日本とリーバイスの関係性を映し出している。リーバイスは1950年代に日本へ本格的に輸入され、瞬く間に若者文化の象徴となった。その後、国産デニム産業の発展に大きな影響を与え、日本は現在でも世界有数の高品質デニムの産地として知られている。
特に「シュリンク トゥ フィット」のようなセルビッジデニムは、日本の織機と熟練した職人技術によって高い完成度を誇り、リーバイスが信頼を寄せる生産背景のひとつとなっている。今回の“Japan”モデルは、そうした歴史的な結びつきに敬意を込めた1本と言えるだろう。
コレクター必見の一本
価格は66,000円と決して安くはないが、その背景やディテールを考えれば納得の一本だ。特に、ジーンズコレクターやヴィンテージ好きにとっては、カタカナ仕様というユニークさと、1901年モデルの忠実な復刻という二重の魅力を兼ね備えている。穿き込むことで日本製デニムならではの豊かな経年変化を楽しめるのもポイントだ。
発売情報
「1901 “Japan” 501」は、2025年9月10日(水)より全国の主要ストアで発売。公式オンラインストアでは前日の9月9日(火)から先行販売がスタートする。
【取り扱い店舗】
リーバイス原宿フラッグシップストア
リーバイス新宿店
リーバイス大阪店
リーバイス名古屋ゼロゲート店
リーバイス京都店
公式オンラインストア
【商品情報】
「1901 “Japan” 501」
価格:66,000円
【問い合わせ先】
リーバイ・ストラウス ジャパン
TEL:0120-099-501
歴史と遊び心が交差する特別な“501”
「501」という数字は、ジーンズを象徴する存在であり続けてきた。そこに“カタカナ”というユニークな要素を加えることで、新しい視点からデニムの魅力を再発見させてくれる「1901 “Japan” 501」。過去を忠実に再現しながらも、日本の文化をさりげなく織り込んだこのモデルは、ジーンズの歴史を愛するすべての人にとって見逃せない一本になるだろう。