2025年8月29日(金)、ファッションシーンを揺るがす注目のコラボレーションが幕を開けた。メゾン ミハラヤスヒロ ジェネラルスケール(Maison MIHARA YASUHIRO Generale Scale.)と、アメリカ発のライフスタイルブランド「オートリー(Autry)」がタッグを組み、ユニセックススニーカーを発表。両ブランドのDNAが融合した一足は、ただのスニーカーではなく“履くアートピース”とも言える存在感を放っている。
1980年代と現代をつなぐ「メダリスト」
今回のベースとなったのは、オートリーのアイコニックモデル「メダリスト」。1980年代に誕生し、テニスやバスケットボールカルチャーに愛されたクラシックな一足だ。その無駄のないシンプルなフォルムは、時代を超えてモダンに映える。アッパーにはブランドのシンボルとも言える星条旗ロゴを配置し、アメリカンスポーツのDNAをしっかりと刻んでいる。
三原康裕が生み出した“彫刻的ソール”
最大の特徴は、デザイナー三原康裕が自ら型から成形したソールだ。一般的なソールとは一線を画す、奥行きと立体感を宿したフォルムはまるで彫刻作品。さらに職人の手作業によってヴィンテージ加工が施され、履き込んだような独特の質感を実現した。新品でありながら、時間の経過を感じさせる“風合い”を纏っているのが魅力だ。
ハンドメイドが生む一点物の存在感
ソールの成形からヴィンテージ加工に至るまで、熟練職人の手仕事を経て仕上げられるこのスニーカー。量産品にはない微妙な表情の違いが、一足一足に唯一無二の存在感を与えている。ファッションアイテムでありながら、クラフトマンシップを体現する“作品”でもあるのだ。
豊富なカラーバリエーションとサイズ展開
展開されるのはホワイト、ブラック、ブラック×ホワイトの3色。シンプルなモノトーンカラーは、カジュアルからモードまで幅広いコーディネートに馴染む。サイズは36から45までの豊富なラインナップで、ユニセックス仕様。男女を問わず、幅広い層に向けて提案されている。
価格と発売情報
「メダリスト ロウ スーパーヴィンテージ」価格は55,000円。取扱店舗は、メゾン ミハラヤスヒロ直営店舗(表参道ヒルズ店、大阪店、伊勢丹ウィメンズ店、伊勢丹メンズ店など)に加え、オートリー直営店や両ブランドの公式オンラインストアでも展開される。手に入れやすい環境が整っているのも嬉しいポイントだ。
ファッションの未来を切り拓く一足
メゾン ミハラヤスヒロ ジェネラルスケールが得意とする“ヴィンテージ感の再構築”と、オートリーのスポーツライフスタイルのDNA。この二つが交差して生まれた今回のスニーカーは、単なるトレンドアイテムを超えて、ファッションの未来を示すシンボルのような存在になっている。
“スニーカーを履く”という行為が、日常をアートに変える。その体験を求めるなら、この一足を逃す手はないだろう。