古代の神秘を香りで纏う ― クロエから新作フレグランス「ノマド ルミエール エジプト」登場

クロエが贈る、2025年秋の香りの旅

クロエ(Chloé)は、2025年秋に新たな香水「ノマド ルミエール エジプト オードパルファム」を発売する。この香りは、ブランド創設者であるギャビー・アギョンのルーツでもあるエジプトにインスピレーションを得た特別なフレグランスだ。クロエの人気シリーズ「ノマド」が描く“旅と自由”というテーマを継承しつつ、神秘的な砂漠の地で育まれた自然のエッセンスを詰め込んでいる。

ブルーロータス ― 夜明けに咲く神聖な花の香り

今回の主役は、古代より神の象徴として崇められてきた「ブルーロータス」。夜が明けるとともに静かに開花するこの花は、清らかで瑞々しい香りを放ち、幻想的な魅力を放つ。そこに、甘美なジャスミンの香りや、ピリッとしたピンクペッパー、柑橘系に似たエレミが重なり、立体感のあるフローラルブーケを形成。余韻には、スモーキーで奥行きのある香調「キフィ」がゆっくりと広がり、心に残る印象を与える。

古代エジプトの香り「キフィ」を現代風に再構築

「キフィ」とは、古代エジプトの神殿で儀式に使われていた香の一種で、“最古の香水”とも呼ばれている。今回のフレグランスでは、シナモンの樹皮やサンダルウッド、神秘的なミルラなどを巧みにブレンドし、その深く濃厚な薫りを現代的にアレンジ。静けさと力強さを併せ持つ、ユニセックスなムードに仕上げられている。

ボトルデザインにも宿るストーリー

丸みのあるガラスボトルは、「ノマド」シリーズを象徴するシルエット。首元には、ブルーロータスを想起させる“ダスキーブルー”のレザーコードが巻かれ、香りだけでなく視覚からもエジプトの神秘が感じられるようなデザインが施されている。旅を連想させるパッケージも魅力的で、ギフトにもぴったりだ。