たった3,000円台で生活の質がグッと上がるアイテムとして話題の「Loop earplugs」。いわゆる“高級耳栓”ですが、普通の耳栓とは一線を画す使い心地の良さと高性能が魅力です。

耳栓特有の閉塞感が苦手だった私ですが、Loopは付け心地がとてもやさしく、それでいてエアコンのファン音や風の音、さらには外のロードノイズまでもしっかり遮音してくれる優れもの。バッグに入れておけば、出先でも快適に過ごせるので快眠グッズとしてもおすすめしたい逸品です。

今回は、Loopシリーズの中でも特に注目の「Loop Switch」をレビューします。前回レビューした「Loop Engage Plus」と同じく、Loopさんから商品をご提供いただきました。忖度なしで使ってみた感想を正直にお伝えします。


Loop earplugsとは?

ベルギー発のスタイリッシュなイヤープロテクターを展開するLoop社。現代人が日々晒されている騒音から耳と心を守るため、電気や電子の力に頼らず構造上の仕組みでノイズを軽減する製品を作っています。デザイン性も高く、普段使いしやすいのが特徴です。

Loopには用途や遮音レベルの異なる複数のラインがあり、用途に合わせて選べるのが嬉しいポイント。特に今回紹介する「Loop Switch」は、3つのモードを物理的に切り替えられる画期的な耳栓です。


Loop Switchの特徴

「Loop Switch」は、Quiet、Experience、Engageという3つのモードをダイヤル操作で簡単に切り替え可能。シーンに合わせて自分に最適なノイズ低減を選べるのです。

  • Quietモード(-25dB)
    最も遮音効果が高く、周囲の音がほとんど気にならなくなります。賑やかなオフィスや集中したい時、睡眠時に最適ですが、耳への圧迫感は少し強めです。

  • Experienceモード(-21dB)
    音を適度に下げつつ、音質を維持。QuietとEngageの中間的なモードで、耳の負担も中程度。

  • Engageモード(-17dB)
    周囲の会話が聞こえる程度にノイズをカット。長時間の装着でも疲れにくく、快適です。会話を楽しみつつ騒音を抑えたいときに便利。


開封&使ってみた

パッケージは大人っぽく落ち着いたデザインで、高級感があります。付属のイヤーピースはXS~Lまで4サイズが揃い、耳に合うものを選べます。マニュアルも同梱されており、使い方はシンプル。

本体は白を基調とした清潔感のあるデザイン。小さなダイヤルを回してモードを切り替えられ、カチカチと小気味よいクリック感があり操作が楽しいです。


実際の使用感

3つのモードで明確にノイズの遮断度合いが異なり、用途に応じて使い分けが可能。私の場合、普段はEngageモードで周囲の会話を聞きつつ快適に過ごし、通勤電車の騒音や集中したい職場ではQuietモードに切り替えています。

Quietモードは効果抜群ですが、長時間だと少し圧迫感が気になりました。Experienceモードは利用頻度が低めで、Engageモードは一日中つけていても疲れにくい印象です。

Loop Engage Plusと比べるとSwitchはやや大きめですが、モード切替機能が付いている分のトレードオフといえます。耐久性は可動部があるため、乱暴に扱うと壊れるリスクはありますが、普段使いなら問題なさそうです。


こんな人におすすめ

  • 電車やバスで移動することが多く、環境によって騒音レベルが変わる人

  • 交流を楽しみつつ、集中したいときは静かに過ごしたい人

  • 騒音が苦手で快適なノイズコントロールを求める人

  • 聴覚過敏の方や子育て中の方のストレス軽減にも


まとめ

「Loop Switch」は3つのモードを1つにまとめ、物理機構で自在に音量を調節できる画期的な耳栓です。小さくシンプルながらその仕掛けが楽しく、使い心地も良好。騒音環境が変わる日常の中で、自分の耳元の世界を自在にコントロールできるのは感動的です。

私自身も使ってみて、想像以上に便利で手放せなくなりました。耳の機能拡張デバイスと呼んでも過言ではない、まさに次世代の耳栓と言えるでしょう。

あなたもぜひ、Loop Switchで自分だけの快適な音環境を手に入れてみてはいかがでしょうか。