18世紀フランスの華やかな宮廷文化を象徴する“マリー・アントワネット”の美意識を、現代的なシューズへと昇華したマノロ ブラニク(Manolo Blahnik)のカプセルコレクションが登場する。東京・伊勢丹新宿店では、2025年12月3日(水)から16日(火)まで、同コレクションをフルラインナップで揃えた期間限定ショップをオープン。ロココらしい軽やかな色彩とドレスの細部を思わせるデザインを、一度に堪能できる貴重な機会となる。

今回のカプセルコレクションは、マリー・アントワネットの装いに見られる繊細なディテールを、シューズのフォルムに落とし込んだ点が最大の魅力だ。パステルピンクやミストブルーなど、ロココ時代を象徴する柔らかな色合いを基調とし、コルセットドレスを思わせるレースアップのリボンや、宮廷衣装に見られるプリーツを巧みに配置。動くたびに陰影が生まれる装飾が、足元をいっそうドラマティックに演出してくれる。

パンプス「ロアン」やミュール「プレヌフ」、ブーティ「ノルラック」には、曲線美が際立つヒールと、コルセット風リボンを組み合わせ、クラシックとエレガンスが溶け合う佇まいに仕上げられている。また、ミュール「クレマンテル」では、ドレスの袖飾りを思わせるリボンを足元に巻き付けたようなデザインが印象的。ピンク、ブルー、ブラックの3色展開で、装いに合わせた選択が楽しめる。

ブランドのシグネチャーである「ハンギシ」も、今回は柔らかいパステルトーンにお色直し。輝くバックルが、ロマンティックな色彩と溶け合い、より軽やかで可憐なムードをまとって登場する。

コレクションの背景には、デザイナーのマノロ・ブラニク自身が長年抱き続けてきた、マリー・アントワネットへの深い敬意がある。2006年の映画『マリー・アントワネット』(ソフィア・コッポラ監督)で劇中の全シューズを手がけたことは有名で、彼にとって彼女は“永遠のミューズ”とも言える存在だ。2025年9月には、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(V&A)にて、ブラニクが特別パートナーを務める大規模展「マリー・アントワネット スタイル」が開催され、当時のシューズやデザインスケッチが展示されている。

伊勢丹新宿店の限定ストアでは、カプセルコレクションに加え、新作として大きなくるみボタンがポイントの「フォンテネブラ(FONTENABLAS)」や、ストライプ柄の「フォンテネ(FONTENAI)」も登場。クラシックな着想を持ちながら、日常のスタイルにも馴染む軽やかな表情を備えたシューズとして期待が高まる。

【詳細】
マノロ ブラニク「マリー・アントワネット スタイル」カプセルコレクション
先行発売日:2025年9月20日(土)
先行発売場所:マノロ ブラニク ギンザシックス店 ※2025年11月時点では展開終了
※2025年11月~マノロ ブラニク 阪急うめだ本店にて展開
アイテム例:
・ロアン 214,500円 ※ヒール高7cm
・プレヌフ 214,500円 ※ヒール高9cm
・クレマンテル 169,400円 ※ヒール高7cm
・ノルラック 249,700円 ※ヒール高7cm
・ハンギシ 235,400円 ※ヒール高9cm

■伊勢丹新宿店 期間限定ショップ
※カプセルコレクションのフルラインナップを販売
会期:2025年12月3日(水)~12月16日(火)
会場:伊勢丹新宿店 本館2階 婦人靴/マノロ ブラニク
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
TEL:03-6380-0071
営業時間:10:00~20:00
新作アイテム例:フォンテネ 171,100円 ※ヒール高1cm

【問い合わせ先】
ブルーベル・ジャパン ファッション事業本部
TEL:03-5413-1050