ボッテガ・ヴェネタ、“15色のレザー”を編み込んだ新作「イントレチャート リボーン」登場　スエード素材のホーボーバッグも

ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)から、サステナブルな発想と職人技を融合させた新作ユニセックスバッグ「イントレチャート リボーン」が登場。ブランドを象徴する編み込み技法“イントレチャート”を生かし、生産過程で余ったレザーを再利用して作り上げたシリーズである。艶のあるナッパレザーと、マットな質感のスエードレザー、2種類の素材を用いた多彩なモデルが揃う。

今回のコレクションを代表するのが、ナッパレザーで仕立てたハンドバッグ「ラージ アンディアーモ」。グレーを基調としたボディに、15色ものレザーを組み合わせ、ストライプ状に編み上げた大胆なデザインが印象的だ。暖色と寒色をリズミカルに並べることで、視覚的なコントラストと遊び心を生み出し、まるでアートピースのような存在感を放つ。職人による丁寧な手仕事によって、レザーの光沢や質感の違いが美しく際立っている。

一方、スエードレザーを再利用したモデルは、しっとりとした質感とやわらかな色合いが魅力。優しいトーンで構成されたホーボーシルエットの「ミニ ジョディ」は、ボッテガ・ヴェネタの象徴でもあるノット(結び目)ディテールを配し、ライトブルーのアクセントを効かせてモダンな印象に。ラフさの中にも洗練を感じさせるバランスの取れたデザインだ。

また、クラッチバッグ「スモール ローレン1980」は、異なるトーンのブラウンレザーを組み合わせたグラデーションデザインが特徴。自然な陰影を生み出す繊細な編み込みが、奥行きのある表情を演出している。ベースにラベンダーカラーをさりげなく取り入れ、クラシックな中にも柔らかさを添えている点も見逃せない。

“イントレチャート リボーン”という名の通り、本シリーズはボッテガ・ヴェネタのクラフトマンシップを再解釈したコレクション。サステナビリティを意識しながらも、ブランドの美意識と高い技術力を感じさせる仕上がりとなっている。リサイクル素材を用いながらも、ひとつとして同じものがない唯一無二の風合いを楽しめるのが魅力だ。